岐阜県文化財保護協会 -郷土の文化財を守り、子どもたちに伝えましょう-

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垂井支部

令和6年度

 垂井町文化財保護協会は、本年度創立50周年を迎えた。主な記念事業として「文化財巡り」と「大太鼓踊りの講演と実演」「記念展示会」を実施した。前者は、町内の文化財を保存活用する観点から、各地区の文化財を町内外の人たちに5回に分けて紹介した。後者は、高齢化・少子化が進む中でも存続すべき無形民俗文化財の事例として表佐太鼓・宮代太鼓にスポットライトを当て、岡田吉孝先生の講演と太鼓保存会による実演を実施した。太鼓の実演には、将来を担う多くの子供たちも出演して大変盛り上がった。また、展示会には50年の活動を振り返り関連資料を展示した。

 一方、定例の行事計画は、すべて実施済み又は実施予定。創立50周年を迎え、視察研修や機関誌「垂井の文化財」のメイン行事を含む諸行事を振り返ることができ、新たなスタートとしたい。

 

令和5年度

 今年度の計画は、すべて実施済み又は実施予定。

 研修部会は、メインの事業である視察研修を11月25日に実施した。松並木・国府跡・国分尼寺跡・合戦陣跡など、垂井町と共通の史跡を有する豊川市・新城市を訪ね、文化財保護・保存・活用の参考とした。

 機関誌部会は、機関誌『垂井の文化財』の筆者と語る会「壬申の乱と栗原の伝説」を、11月15日に実施した。今年度の機関誌第48集は、3月発行予定。この他、一年前から開始した勉強会は第5回まで終了。順調に消化している計画に対して、参加人数をいかに増加させるかが今後の課題。また、青少年の文化財保護意識の育成として、歴史教室等の取り組みを開始しているが、各地区への広がりと定例化が課題。一歩一歩進めていきたい。

 

令和4年度

 研修部会は、壬申の乱1350年として大津研修を企画したが、コロナ禍を考慮し考慮し地元のゆかりの地の現地研修に変更して実施した。                                

 機関誌部会は、機関誌『垂井の文化財』第46集の筆者と語る会を開催した。毎年、選定したテーマに対し、誌面だけでは言い尽くせない箇所を対話により理解を深めている。

 12月からは、新たに「垂井の歴史を語る勉強会」を定期的に開催していく予定。第1回テーマは「垂井曳山祭禮諸色仕上帳」。青少年の文化財保護意識の育成は、町内の地区ごとに取り組みが異なる。事例として、府中地区では小・中学校で地元の歴史講座を実施した。学校教育の場への参画は、課題として取り組んでいきたい。