揖斐川支部
令和5年度
コロナによる行動制限が緩和された今年度は、以前に近い形で活動することができた。
①4月 通常総会を開催し、今年度の活動計画と収支予算、一部役員の交代を承認してスタートした。
②9月 郷土出身で江戸中期の儒学者「広木忠信」に学ぶ集いを開催した。
③10月 町内研修として、徳山民俗資料収蔵庫で国指定重要有形民俗文化財「徳山の山村生産用具」(5,890点)を見学し、その後、町指定無形民俗文化財「徳山ほっそれ」やかつて福井鯖江から師僧が来て各集落を巡った「おまわり」などの行事について、会員による解説もあり研修を深めた。
④11月 町外研修として、これまでは京都・奈良方面に出かけることが多かったが、今年度は大樹寺、岡崎城、八丁味噌の蔵、NHK大河ドラマ館などを見学した。
令和4年度
コロナ禍により、令和2、3年度の2年間は、会の活動事業はほぼすべて中止とせざるを得なかったが、今年度はワクチンの接種も進み、社会経済活動も通常に戻りつつある状況から、4月に通常総会を開催して今年度の活動計画と収支予算を決定し、これに基づき不十分ながら次の活動を行ってきた。
先ず6月に研修事業として地区研修会を実施した。この研修会は、かねてより地元各地の文化財について知識を深め、今後この文化財の保護と次の世代への伝承をどのように進めていくかをテーマに行っているが、今回は美濃の正倉院とも呼ばれる伝教大師最澄の開基となる両界山横蔵寺を訪ね、寺の歴史や重要文化財に指定されている仏像、建造物などについて、当寺の住職や建築の専門家から説明を受け研修を行った。
また11月には奈良の薬師寺や唐招提寺並びに宇治の平等院を訪ね見学した。
なお、青少年の文化財保護意識の育成については、現状具体的な取り組みは行っていないが、今後当会の研修事業である地区研修会等については小・中・高生等にも声をかけ、研修会に参加しやすくなるよう実施日等配慮していきたいと思う。