令和2年12月1日、グランヴェール岐山のカルチャーホールにて、コロナウイルス感染防止対策を行った上で第5回文化財講演会を開催しました。

第一部は、心陽流詩吟学園理事長の久保田信風先生の詩吟朗詠が行われました。久保田先生の生い立ちから現在に至るまでのお話をいただいた後、乃木希典作詞の『金州城下作』を朗詠されました。

第二部は、ソプラノ歌手の大熊径様の独唱が行われました。大熊様は日本とウイーンを中心に演奏活動を行われ、教育機関や地域等への音楽普及活動に力を入れておられます。現在「ウィーンミュージックアカデミー代表」、「音楽衆団ヴィエナ主宰」等を務められなど、多数の肩書きを持ち活躍されています。途中からは参加者との合唱となり、一体感あふれる演奏会となりました。

第三部は京都産業大学名誉教授の所功先生によるリモート形式の文化財講演会が行われました。「日本書紀から美濃古代史の謎を解く」と題して、美濃国の古代史について講演されました。講演の最後には参加者からの質問を受け付け、リモートを通じても普段と変わらない活発な議論が展開されました。

講演会チラシ