令和５年度文化財宿泊研修会（福井・金沢の文化財を訪ねて）を開催しました。今年度は、福井市の一乗谷朝倉氏遺跡、金沢市の金沢城公園と周辺の文化財を訪ねました。

１　期日　令和５年６月２８日（水）～２９日（木）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

２　研修場所の概要

・一乗谷朝倉氏遺跡博物館：昨年10月に開館した博物館。朝倉館の原寸再現や一乗谷城下町のジオラマを見学し、多くの出土遺物の説明を聞き、一乗谷朝倉氏遺跡を概観することができた。

・一乗谷朝倉氏遺跡：復原町並と朝倉館跡を見学。武家屋敷跡から町屋跡まで、井戸やトイレ（石積み）、排水溝などの遺構が多く残っており、インフラが整った城下町であることが実感できた。

・ひがし茶屋街：金沢観光ボランティアガイドの会「まいどさん」の案内で、茶屋街の様子や茶屋建物の造りなどを見学。

・兼六園：徽軫灯籠、霞ヶ池、唐崎松、根上松などを見学。

・石川県政しいのき迎賓館：旧岐阜県庁舎（岐阜市司町）と同じ大正13年に建設された旧石川県庁舎の正面部分とガラス張りの免震構造建物を融合した内部を見学し、活用までの経緯やしいのき迎賓館の概要説明を受けた。

・尾山神社：金沢城の金谷出丸の金谷御殿跡に建てられた神社で、重要文化財の神門、東神門などを見学。

・金沢城公園：復元された鼠多門橋から入り、鼠多門、玉泉院丸庭園、菱櫓・五十軒長屋・橋爪門続櫓、橋爪門を順に見学。最後に重要文化財の石川門を見学。復元整備が進められ、金沢城を実感できた。