令和５年９月２６日に、山県市大桑公民館にて岐阜県内文化財保護団体の情報交換会を行いました。県内各地の文化財保護団体から１６団体の方が集まり、「文化財保護活用のための情報発信やデジタル化」をテーマに情報交流を行いました。４７名の参加がありました。

　まず、「大桑城跡を後世に継ぐために」という演題で、山県市教育委員会生涯学習課文化財調査室の方から、大桑城跡の調査の成果、大桑城跡の全国や市民への情報発信、デジタルコンテンツの活用、今後の取り組みについて講話いただきました。大桑城跡は美濃守護土岐市の居城で、調査によりその性格が少しずつわかってきて、全国でも注目されている山城です。次に、地元の「大桑城跡を学び・守り・発信する会」の会長さんから会（地元として）の取り組みについての講話を聞き、大桑城跡の伝説に関わる動画を視聴しました。その後、５～６人の８グループに分かれて、講話や各団体の活動を関連させて、テーマについて交流を行いました。熱心に話し合いが行われ、活動の状況や課題について情報を共有することができました。講話と情報交換で学んだことを今後の文化財保護に活かしていきたいです。

　情報交換会のあと、「大桑城を学び・守り・発信する会」の皆さんの案内で、大桑城跡の四国堀跡、六万墓、千人塚（戦死墓）を見学しました。