令和５年１１月１５日（水）に、岐阜県図書館多目的ホールにて令和５年度文化財保護巡視員会議を開催しました。会長挨拶のあと、岐阜県文化伝承課から日頃の巡視活動への感謝のことば、アンケート調査結果への対応、文化財の所在調査等についての話がありました。次いで、県内６地区の代表の巡視員さんから巡視の状況、課題、提言などの報告がありました。日頃の巡視、地元や市町村の力で文化財が守られており、今後も継続して文化財の保護を進めて行くことを確認しました。また、巡視活動の安全面のアンケート調査結果を報告し、巡視活動を安全面に配慮して行っていくことも確認しました。

続いて、堀池研究所主宰で岐阜県文化財エキスパートの堀池哲生氏から、「文化財建造物の保全と修理・修復について－状態把握と実際的対処手法－」と題して講演をしていただきました。白雲座や円鏡寺楼門などの文化財建造物の改修等の具体例をもとに、文化財の保護のための状態把握の必要性や実際的対処のあり方について学ぶことができました。