岐阜県文化財保護協会 -郷土の文化財を守り、子どもたちに伝えましょう-

お問い合せ先

058-214-9112

岐阜県岐阜市藪田南5-14-12 岐阜県シンクタンク庁舎5階

奈良研修会を行いました

2022年10月15日

令和4年度文化財宿泊研修会(奈良西ノ京と明日香周辺の文化財を訪ねて)を開催しました

令和4年度宿泊研修は、この2年間コロナで実施できなかった「奈良」を訪ねました。

1 期日 令和4年10月12日(水)~13日(木)

2 研修場所の概要

奈良国立博物館:「なら仏像館」で開催されている名品展「珠玉の仏たち」の展示と同時に特別公開されている奈良・金峯山寺所蔵の金剛力士立像を見学。

唐招提寺:鑑真和上が、戒律を学ぶための施設として759年に創建した寺院であり、令和元年に新しく国宝に指定された6体の木彫仏像を中心に見学。

薬師寺:平成21年から12年かけて全面解体修理が行われていた国宝東塔は外部からしか見えないが、金堂・大講堂・東院堂・西塔東面開扉などの仏像等を見学。

石舞台古墳:わが国最大級の方墳であるが、墳丘の盛土が全く残っておらず、巨大な横穴式石室が露呈している。江戸時代から、蘇我馬子の墓ではないかという説がある。

飛鳥寺:蘇我氏の氏寺である法興寺(仏法が興隆する寺の意味)の後身である。本尊は「飛鳥大仏」と通称される釈迦如来、開基(創立者)は蘇我馬子とされる。

川原寺跡:飛鳥三大寺一つで、発掘により、一塔二金堂式で左右対称の伽藍配置であることが分かり、遺構として28の瑪瑙(大理石)の礎石と塔跡が残る。現在は、中金堂跡に弘福寺が建てられている。

高松塚古墳:藤原京期(694年~710年)に築造された終末期古墳の二段式の円墳である。昭和47年に極彩色の壁画が発見されたことで一躍注目されるようになった。

キトラ古墳:二段築成作りの円墳で四神を描いた壁画があることなどの類似点から、高松塚古墳の「兄弟」といわれることがある。昨年度は壁画が国宝に指定された。

4 宿泊: ホテルDaiwa Royal Hotel The KASHIHARA (TEL 0744-28-6636)