郡上白山信仰の文化財を訪ねる研修会を行いました
2017年8月25日
平成29年度県内文化財(郡上白山信仰の文化財を訪ねて)研修会
本年度の県内研修は、「白山開山1300年祭」にあたり、郡上地区の石徹白・長滝など白山信仰の文化財を中心に巡る研修を計画しました。郡上市北部の巡視員の皆様の協力を得て、石徹白の白山中居神社、大師堂の「虚空蔵菩薩」、長滝白山神社、長瀧寺、白山文化博物館などを回りました。
記
1 期日 平成29年10月5日(木)
2 研修場所の概要
- たかす開拓記念館:郡上地方からは多くの人が満州へ移民し、満州から引き揚げた後は、
ひるがの高原で開拓を進める人が多かった。その歴史を伝える施設です。
- 白山文化博物館:白山文化を写真や映像で紹介するコーナーなどがある。白山は信仰の地でもあるので、白山信仰ゆかりの文化財なども展示している。
- 白山中居神社:白山信仰の広がりにより隆盛を極めた。多くの重要文化財を所蔵し、境内の樹齢千年を数える杉やブナ原生林も県の天然記念物に指定されている。
- 石徹白大師堂:明治の神仏分離の際に、白山中居神社等の仏像群を移して祀られている。奥州藤原秀衡の寄進といわれる虚空蔵菩薩坐像は、国の重文に指定されている。
- 長滝白山神社・長瀧寺:奈良時代初めに泰澄大師により創建され、鎌倉、室町時代を中心に隆盛を極め、白山信仰ゆかりの文化財が多く残っている。古来は、白山中宮長滝寺といい、明治の神仏分離の際に、長滝白山神社と白山長瀧寺に分かれた。