3月1日に四日市研修会を行いました。
平成30年度日帰り文化財研修会(四日市市の文化財を訪ねて)
平成30年度日帰り研修は四日市市の文化財を訪ねました。伊勢湾に面した四日市は、明治以降の近代化の中で港湾都市として発展し、特に戦後は石油化学コンビナートが形成され高度経済成長を支えました。四日市港の始まりを示す旧港の近代化遺産を中心に地場産業である萬古焼の施設や壬申の乱・聖武天皇東国行幸にも関連する久留倍官衙遺跡を巡りました。→ 四日市研修報告
記
1 期 日 平成31年3月1日(金)
2 日 程
関わかくさプラザ北-美濃中濃庁舎西(美濃IC傍)-美濃IC = 各務原IC-
7:00 7:10
岐阜十六プラザ前-大垣ヤナゲン北 -道の駅「月見の里」南濃-桑名東IC = 四日市東IC -
7:55 8:40 9:20 10:00 10:10
うみてらす14 -四日市旧港・港湾施設・防波堤-末広橋梁 -(昼食:たまゆら南店) -
10:20~10:50 11:00~11:45 11:50~12:20 12:30~13:15
北勢地場産センター - 萬(ばん)古焼(こやき)・酔(すい)月(げつ)陶(とう)苑(えん) -くるべ古代歴史館(久留倍官衙(くるべかんが)遺跡(いせき)公園)-
13:20~13:40(買い物) 13:50~14:40 14:50~15:40
四日市東IC =桑名東IC -道の駅「月見の里」南濃-大垣ヤナゲン北- 岐阜十六プラザ前-
15:50 16:00 16:30 17:10 17:55
各務原IC =美濃IC-美濃中濃庁舎西(美濃IC傍)-関わかくさプラザ北側付近
18:40 18:50
※昇降場所:関、美濃、岐阜、大垣、海津(道の駅「月見の里」南濃)
3 研修場所の概要
うみてらす14:四日市港の開港100周年を記念して建設された高さ100メートルのポートビルの14階にある施設。四日市港の歴史や今が分かる展示を行っており、90mの高さのフロアからは港を360度展望できる。
四日市旧港・港湾施設・防波堤:総延長199mの湾曲した防波堤、総延長77mの直線状の西防波堤等からなる。明治27年建設で、前者は「潮吹き防波堤」の名で有名である。
末広橋梁:千歳運河にかかる現役唯一の跳開式可動鉄道橋梁。昭和6年(1931)に竣工。全長58メートルのうち中央部16メートルの橋桁が80度ほど跳ね上がる。
萬古焼・酔月陶苑:萬古焼は、耐熱性に優れた陶磁器で、紫泥の急須や土鍋など有名である。四日市の地場産業になっており、今回は、窯元の酔月陶苑を訪ねる。
くるべ古代歴史館:久留倍官衙遺跡は、古代伊勢国朝明郡の衙跡の比定地であり、壬申の乱のときの大海人皇子(後の天武天皇)や聖武天皇が東国行幸のときに立ち寄った場所とされ、美濃の養老や不破関にもつながる遺跡である。その遺跡公園内にある施設。県内には同じような遺跡として関市弥勒寺官衙遺跡がある。