揖斐現地研修会を開催しました
令和5年度の県内文化財現地研修会は、「揖斐の文化財を訪ねて」として、揖斐川町の揖斐川歴史民俗資料館・谷汲山華厳寺、大野町の野古墳群(車窓)・寶雲山来振寺・旧北岡田家住宅を巡りました。参加者は34名(バス29名、現地集合5名)でした。
1 期日 令和6年2月15日(木)
2 研修場所の概要
揖斐川歴史民俗資料館:研修室で全体の説明を聞いた後、揖斐川の舟運資料、揖斐川町の歴史資料、揖斐祭りの資料などを思い思いに見学しました。資料が豊富で、分かりやすい展示で見応えのある資料館でした。旧徳山村から移築された古民家では、機織りやいろりの様子を見せていただきました。
谷汲山華厳寺:谷汲観光ガイドの会の案内で、参道や仁王門の歴史、句碑の意味、華厳寺の文化財など詳しく教えていただきました。バス駐車場から本堂まで小雨の中、3つのグループに分かれて歩いて見学しました。本堂で参拝してから、昼食場所の萬屋さんに戻り、温かい食事をいただきました。
野古墳群:野古墳群の北側にバスを少し止めてもらい、車窓からモタレ古墳や不動塚古墳などを見学しました。平地に大きな古墳が点在していることが驚きでした。
寶雲山来振寺:三十三観音堂がある参道を通って、大師堂に入りました。ご住職から、来振寺の歴史、国宝「絹本著色五大尊像」や来振寺の文化財、大師堂の内陣などについて、詳しく教えていただきました。
旧北岡田家住宅:大野町教育委員会にお願いして特別に見学させていただきました。玉石積みの石垣を土台とする高い瓦葺の土塀に囲まれた敷地の中に主屋や離れ、蔵などが配置された国の登録有形文化財の住宅で、文化財調査室長さんから詳しい説明を聞きました。さりげなくいい物がどこにも使われているとのことで、じっくり見学させていただきました。雨が降っていましたが、庭園も少し見学させていただきました。