岐阜県文化財保護協会 -郷土の文化財を守り、子どもたちに伝えましょう-

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情報交換会を開催しました

2024年9月19日

 令和6年9月18日(水)に中津川市落合公民館にて、県内文化財保護団体の情報交換会を開催しました。東濃地区を中心に県内各地から9団体の方が集まり、「文化財の保存・活用に必要なこと」をテーマに情報交流を行いました。33名の参加がありました。

 まず、「中山道落合宿本陣跡の整備・保存活用に向けて-クラウドファンディングの活用ー」という演題で、中津川市の文化振興課の方から、中津川市の国史跡「中山道」、落合宿本陣跡の現状と整備計画、ふるさと納税型クラウドファンディングを必要とした理由・成果・メリット、今後の事業予定について講話いただきました。メリットとして、寄付金が寄付対象事業に使われること、落合宿に興味をもって見に来てくれる方が増えたこと、庁内での事業評価に変化があったことと話されましたが、資金調達だけでなく、興味を持つ人が増え、人的にも効果があったようです。令和8年度から整備が始まるとのことですが、応援していきたいです。

 その後、5つのグループに分かれ、講話や各文化財保護団体の活動を関連させて、テーマについて話し合いました。熱心に話し合われ、活動の状況や課題について共有することができました。活動の財源や会員の減少の課題、次世代の子ども達への働きかけなど、今後取り組んでいくことを確認し合いました。講話やワークショップで学んだことを今後の文化財保護に活かしていきたいです。

 情報交換会のあと、中津川市文化振興課の案内で、落合宿本陣跡を見学しました。主屋の状況、土蔵や離れの状況などを見て、落合宿本陣跡の史跡としての重要性と整備の大変さを感じました。