岐阜県文化財保護協会 -郷土の文化財を守り、子どもたちに伝えましょう-

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令和7年度巡視員研修会(岐阜)を開催しました

2025年5月15日

 令和7年度の文化財保護巡視員研修会(岐阜会場)を、令和7年5月8日(木)に岐阜県図書館多目的ホールにて行いました。文化財保護巡視員は、国・県・市町村指定文化財の巡視活動を行い、文化財を守る仕事を行っています。毎年、5月から1月まで県内各地域の指定文化財の巡視を行っています。岐阜会場では、岐阜県文化伝承課、飛騨地域を除く市町村の文化財保護担当者及び文化財保護審議会委員と文化財保護巡視員の皆さんに集まっていただきました。67名の参加がありました。

 まず、馬渕会長から巡視員の委嘱状を新任の巡視員にお渡ししました。馬渕会長は、挨拶の中で、災害などによる被害の現状を振り返り、文化財を守る、被害を知らせることが巡視員の大きな役割であること、今年度の巡視活動を安全に行ってほしいと話されました。次に県文化伝承課の鷲見伝統文化係長様から巡視活動の重要性、災害への対応、安全な巡視活動について挨拶がありました。

 後藤理事の司会で、研究協議が行われ、巡視員の配置、巡視の主な観点、巡視の方法、災害への対応等について、県や協会から説明があり、巡視活動について意見交流を行いました。指定範囲が広くわかりにくい文化財の巡視のあり方、被害があった場合の対応、文化財への国や県の動きや考え方、天然記念物の倒木への対応など意見があり、県文化伝承課から答えていただきました。最後に安全第一に巡視活動を行い、文化財を守っていくことを確認しました。