岐阜県文化財保護協会 -郷土の文化財を守り、子どもたちに伝えましょう-

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巡視員会議を開催しました

2024年10月31日

 令和6年10月24日(木)に岐阜県図書館多目的ホールにて、令和6年度文化財保護巡視員会議を開催しました。巡視員、市町村の文化財保護審議会委員、市町村の文化財保護担当者など74名の参加がありました。

 会長挨拶のあと、岐阜県文化伝承課から日頃の巡視活動への感謝、国史跡指定の官報告示、県指定文化財の所在確認調査の状況、「清流の国ぎふ」文化祭2024のイベントなどについての話がありました。続いて、県内6地区の代表の巡視員さんから、巡視の状況、課題、取り組みなどの報告がありました。日頃の巡視活動、地元や市町村の力で文化財が守られていること、今後も安全第一で巡視活動を行っていくことを確認しました。

 巡視報告のあと、「天然記念物(樹木)の巡視と保護について」をテーマにしてセミナーを行いました。最初に、樹木医で岐阜県文化財エキスパートの吉村造園土木株式会社会長 吉村隆雄氏から、樹木医の仕事、国天然記念物「揖斐二度ザクラ」「中将姫誓願ザクラ」の治療事例について講話いただきました。その後、事前にいただいていた天然記念物(樹木)の巡視のポイント、指定解除、保護や管理についての質問について、講師から答えていただきました。樹木医の仕事の内容がわかり、樹木の見方、保護のあり方について具体的に学ぶことができました。最後に講師の吉村先生から、大変すばらしい質問で感動した、今後も巡視活動を頑張ってほしいと励ましの言葉をいただきました。