1.指定文化財共通の巡視の主な観点
・巡視年月日
・愛護標注の文字の判読や標注の破損等の設置状況を確認
・説明看板の文字の判読や看板の破損等の設置状況を確認
・指定物件までの案内板等の状況確認
2.指定文化財の種別毎の主な観点
【建造物】
ア.周辺環境
・建物周囲の水はけ
・床下の換気
・周辺の樹木、石垣、擁壁等
・清掃、整頓
イ.建造物の様子
・屋根材（檜皮、くれ板等）
・建築材（土台、柱、梁、垂木、外壁等）の腐朽
ウ.防災設備等
・環境整備
・防災施設
・防災設備の稼働
エ.記録上の留意点
【史跡】
ア.周辺環境
イ.史跡の様子
・古墳
・古窯跡
・城跡、館跡
・寺院跡
ウ.史跡指定地内の状況
エ.記録上の留意点
【名勝】
ア.周辺環境
イ.名勝の様子
・人工的な名勝（庭園等）の特徴を表す様式及び構成要素の保存状況
ウ.記録上の留意点
【天然記念物】
〈動物〉 （地域定めずの動物は除く）
ア.周辺環境
イ.指定地内の生息環境
ウ.記録上の留意点
〈植物〉
ア.周辺環境
・水の供給
・周辺水路からの漏水
・保護柵
・散策ルート、照明器具、ゴミ箱
イ.植物の様子
・葉の数、葉の大きさ、葉のつや、幹の表面、虫害
・保存修理部
・空洞部の不定根の伸張状況、腐朽の進行状況
・雪吊り（枝吊り）ロープの張り具合、支柱と枝の様子、
・土壌（土の硬さ、乾燥、雑草、根の出ている状況）
ウ.記録上の留意点
〈鉱物〉
・盗掘等の有無
・定点観察（定点写真撮影）